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アシュタンガヨガ


Sage Patanjali 聖者パタンジャリ

ヨガとはサンスクリット語の「結ぶ」という言葉に由来し、「調和」と「統一性」を意味します。

実用的なレベルでいうと、ヨガとは肉体、精神と感情の調和とバランスをとることです。

アシュタンガヨガについて、聖者パタンジャリが1000年以上も前にヨガストラという本を書きました。アシュタンガとは八支則に当たります。これについて、以下の図をご覧ください。

アシュタンガ ヨガの八支則

ヤマとは社会活動の中で他人に対して行わなければならない心得です。例えば、暴力を振らわない、他人の利益、もの、財産を盗まない、嘘をつかない、など。

ニヤマとは社会活動の中で自分がやるべきことです。例えば、自分の体と心を清潔に保つ、持っているもので満足する、欲を抑える、など。

ヨガの先生は、アシュラムで修行する生徒たちがこのヤマとニヤマをどれだけ心得ているかを観察し、生徒たちはそれに合格しないかぎり、次のステップ、すなわち、アサナをすることができません。

アサナとは、座法・姿勢のことで、世界中で捉えられているヨガへのイメージはこのアサナに当たります。このアサナとプラナヤマが合わさり、瞑想の基盤となります。プラナヤマとは、精神的な安定を与える呼吸法で、およそ七つの種類の呼吸法があります。これらのアサナととプラナヤマをしっかり行うことで、瞑想ができるようになります。

次のステップはプラティヤハラになります。プラティヤハラとは、外側の感覚と方向つけ、内側に向けることで内的感覚を高めるということです。ヨガニドラは、このステップに含まれます。

更に次のステップであるダラナは、集中を意味しおり、ある特定の対象物に意識を向けるということです。例えば目を閉じて、意識をある映像または言葉に向けて集中する。マントラもこのステップに入ります。マントラとは、ヨガの先生が与えた特別な言葉で、これを繰り返して意識を集中させること。

瞑想とは努力せずに楽に意識が長時間一方向に深く集中している状態です。前の六つのステップをしっかり行うことで瞑想状態にたどり着く事ができます。

ヨガの最終目標はサマディになります。これは超意識の状態です。瞑想の状態をかなり長い時間維持できるようになったら、サマディ状態に入るとされています。

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